【2026年11月版】内窓(二重窓)リフォームの費用と効果は?補助金を使ったときの実質負担の考え方

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「冬の窓際が寒い」「結露がひどい」「外の音が気になる」。こうした悩みの対策としてよく選ばれるのが、今ある窓の内側にもう1枚窓を付ける内窓(二重窓)リフォームです。

この記事では、内窓の費用と効果の目安、そして国の補助金を使ったときに「結局いくら払うのか」の考え方を整理します。数字は2026年11月1日時点で確認できた情報です。補助金の受付状況は日々変わるため、最新の情報は必ず公式サイトで確認してください。

目次

内窓(二重窓)とは

内窓は、既存の窓はそのままに、室内側にもう1つ窓を取り付けるリフォームです。既存の窓と内窓の間に空気の層ができ、熱や音が伝わりにくくなります。壁を壊す工事は基本的に不要で、LIXILは内窓「インプラス」について「1窓あたり最短約60分」(現場の状況により変動)と案内しています。

ただし、取り付けには窓枠の奥行きなどの条件があります。付けられるかどうかは、現地調査で施工会社に確認してもらいましょう。

内窓の費用はいくら?メーカーの参考価格

内窓の費用は、窓のサイズ、ガラスの種類、製品のグレード、取付費で大きく変わります。一律の相場はないと考えたほうが安全です。

参考として、LIXILが公式サイトで示している「インプラス」の参考価格は次のとおりです(消費税・取付費・運賃を含まない製品価格)。

商品 サイズ(幅×高さ) 参考価格
インプラス 引違い窓(複層ガラス) 1,650×1,100mm(腰高の窓) 82,000円
インプラス 引違い窓(複層ガラス) 1,650×1,800mm(掃き出し窓) 142,000円
インプラス for Renovation 引違い窓(複層ガラス) 1,650×1,100mm 116,000円
インプラス 浴室仕様 引違い窓(複層ガラス) 1,500×900mm 85,000円

実際の支払いは、これに取付費、運賃、諸経費、消費税が加わります。ガラスをLow-E複層ガラスなどに変えると価格も変わります。見積もりは必ず「工事費込み・税込」で比較しましょう。

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内窓の効果はどれくらい?

断熱・光熱費

LIXILは、内窓「インプラス」を付けた場合の暖冷房費の節約を月あたり約1,670円と試算しています。ただし、これは次のような条件での計算です。

  • 東京の気象データ、2階建て・延べ床面積約120㎡の標準的な住宅
  • 昭和55年省エネ基準レベルの断熱性能の家
  • 居室の9窓に内窓を設置、エアコンで暖房20℃・冷房27℃
  • 電気料金単価27円/kWh(税込)

住宅の大きさや地域、暮らし方で数字は大きく変わるため、「条件がそろえばこのくらい」という目安として受け止めてください。

防音

LIXILは、室外の音が80dBの場合、外窓とインプラスを併用することで約40dBまで下がると案内しています。また、音は10dB下がると人の耳には半分くらいに聞こえるとされています。実際の効果は、ガラスの種類や窓まわりのすき間、騒音の種類によって変わります。

結露・防犯

既存の窓との間に空気の層ができるため、室内側の窓が冷えにくくなり、結露の軽減が期待できます。また、窓が二重になることで鍵が2つになり、防犯面でもプラスになります。

内窓に使える国の補助金:先進的窓リノベ2026事業

内窓の設置は、国の「先進的窓リノベ2026事業」の対象です。制度の全体像や申請の流れは、別記事「先進的窓リノベ2026事業はいつまで?」で詳しく解説しています。ここでは、内窓の補助額だけを見ておきましょう。

補助額は、窓の性能区分(P=SS、またはS)とサイズで決まる定額です。戸建住宅の場合、1か所あたりの補助額は次のとおりです。

性能区分(熱貫流率Uw) 特大(4.0㎡以上) 大(2.8〜4.0㎡未満) 中(1.6〜2.8㎡未満) 小(0.2〜1.6㎡未満)
P(SS)(1.1以下) 140,000円 89,000円 58,000円 36,000円
S(1.5以下) 76,000円 52,000円 34,000円 22,000円

マンションなど集合住宅は別の表で、P(SS)の特大で152,000円などと案内されています。性能区分とサイズは、メーカーが発行する「性能証明書」に記載されています。

補助金を使ったときの「実質負担」の考え方

基本の式

実質負担は、次の式で考えるとわかりやすくなります。

実質負担 = 工事費の総額(製品+取付費+諸経費+税)- 補助額(国+自治体)

注意したいのは、補助金は施主が自分で申請するのではなく、登録事業者(施工会社)が申請して受け取り、工事代金との相殺などで施主に還元する仕組みだということです。見積書に「補助額」と「還元方法」が明記されているかを確認しましょう。

「1申請5万円以上」に注意

先進的窓リノベ2026事業は、1申請あたりの補助額の合計が5万円以上でないと対象になりません。上の表で計算すると、たとえば戸建住宅でS区分の小さな窓(22,000円)を2か所だけにすると合計44,000円となり、5万円に届きません。

逆に、P(SS)区分の中サイズの窓(58,000円)なら1か所でも5万円を超えます。どの窓に付けるか、どのグレードを選ぶかで、補助が使えるかどうかが変わるので、見積もりの段階で施工会社に「この組み合わせで補助はいくらか」を必ず聞いてください。

グレードを上げたほうが得とは限らない

性能の高いP(SS)区分は補助額も大きくなりますが、製品価格も上がります。「補助額が大きい=実質負担が小さい」とは限りません。グレード違いで2パターンの見積もりを出してもらい、実質負担額で比べるのがおすすめです。

2026年11月時点の注意点:期限が迫っています

先進的窓リノベ2026事業は、交付申請の予約が遅くとも2026年11月16日まで、交付申請が遅くとも2026年12月31日までと案内されています。公式サイトによると、2026年11月1日時点の予算の消化率は約33%(概算値)です。

ただし、予算の上限に達した時点で期限前でも受付が終わります。また、2026年11月時点では受付状況が日々変わっている可能性があります。これから内窓を検討する場合は、公式サイトで最新の受付状況を確認したうえで、急いで登録事業者に相談しましょう。もし今年の締め切りに間に合わなくても、内窓そのものの効果は変わりません。自治体の補助制度が使えないかも合わせて調べてみてください。

まとめ

  • 内窓の費用は窓のサイズや製品で大きく変わる。見積もりは「工事費込み・税込」で比べる
  • LIXILの試算では、条件付きで暖冷房費が月約1,670円の節約。防音・結露・防犯にも効果が期待できる
  • 先進的窓リノベ2026事業の内窓補助は、戸建住宅で1か所2.2万〜14万円。ただし1申請5万円以上が条件
  • 実質負担は「工事費の総額-補助額」。グレード違いの見積もりで比べる
  • 予約期限は遅くとも2026年11月16日。予算の状況は公式サイトで確認を

補助金に対応できる登録事業者を探すなら、複数の会社から一度に見積もりを取れるサービスを使うと効率的です。

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参考にした情報(2026年11月1日確認)
– 対象工事の詳細【内窓設置】|先進的窓リノベ2026事業【公式】
– 事業概要|先進的窓リノベ2026事業【公式】
– 先進的窓リノベ2026事業【公式】(予算の消化状況)
– 内窓 インプラス|LIXIL
– 内窓 インプラスの効果|LIXIL

この記事を書いた人

大学卒業後、デジタルマーケティング企業に入社し、BtoBマーケティングのコンサルに従事。200社以上のコンサルティング経験に加え、ウェビナー・ワークショップ・Academyサイトの立ち上げに携わり、年間40件のイベント登壇と70件の学習コンテンツ制作を担当。

現在はAIソリューション企業に所属しながら、個人としても不動産業界をメインに、AI業界、カーシェアリング、美容と幅広いドメインにおけるプロジェクトを運用管理中。

 その中で、不動産に関してはお客さんとの情報ギャップが大きいことを実感。本メディアにおいては不動産会社や金融機関が教えてくれない『業界のウラ事情』における情報を積極的に配信し、不動産業界における情報の透明化と、住宅ローンでお困りのユーザーの悩み解決を目指す。

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